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冬虫夏草とは?

冬虫夏草って何だろう?

冬虫夏草とは?

冬虫夏草は、自然界では子嚢菌類バッカクキン科のキノコです。

冬虫夏草は、自然界では子嚢菌類バッカクキン科のキノコです。
自然界では、コウモリガの幼虫に寄生しています。
冬虫夏草は滋養食材として太古の昔から愛され続けてきました。

特に中国では、宮廷の間で不老不死や万病の薬と呼ばれ、
漢方や薬草として大変重宝されてきました。

昨今では急激なニーズの高まりにより価格が高騰しており、
また酸性雨などの環境破壊により収穫量が激減しています。
以上のことから最近では「幻のキノコ」と呼ばれています。

世界が震撼、中国の金メダル急増の背景に冬虫夏草

昨今、冬虫夏草がクローズアップされたのは、北京オリンピックです。

昨今、冬虫夏草がクローズアップされたのは、北京オリンピックです。
96年のアトランタ五輪では16個だった中国の金メダルが、北京五輪ではなんと51個もの金メダルを受賞しました。これはアメリカの36個を大きく上回る驚異的な数字です。

その背景には、選手に「不老不死」と「永遠の美貌」という不滅の欲望を満たしてくれるというチベットの冬虫夏草を手に入れてオリンピック選手を強化しようと取り組んだ成果です。12年間で3倍を超えた中国の金メダル獲得の背景に冬虫夏草があったということは、スポーツ界にとって衝撃的なことでした。

その後、チベット冬虫夏草は1kgあたり800万円と急激に高騰しました。結果、中国では何らかの菌を蚕に注射しただけの「臭い」「汚い」「効かない」という偽物まがいの商品が溢れる事態にまで発展しました。

冬虫夏草の働き

冬虫夏草は多くの種類の善玉菌を増やます。

腸内細菌を増やします。
冬虫夏草は多くの種類の善玉菌を増やします。

酵素を活性化する。

人間の体は酵素から始まっています。酵素が失活すると身体が壊れます。冬虫夏草を食べることは酵素を増やすことのスイッチが入るようなものです。

冬虫夏草の歴史

秦の始皇帝と冬虫夏草

秦の始皇帝と冬虫夏草

司馬遷がまとめた「史記118巻・淮南衝山列伝」には、子供の頃から身体が弱かった始皇帝が権力を握るにつれて不老不死を強く願うようになったとあり、斉国の方士・徐福に命じて、冬虫夏草を国内で栽培できる施設を作ろうとしていた様子が記されています。

始皇帝は秦国最東端の天尽頭と呼ばれる岬の突端に、徐福の航海の無事を祈る廟を建てて帰還を首を長くして待ちました。
しかし徐福は帰ってこず、失意の始皇帝は西安の都に引き揚げる途中、49才の短い命を終えたのです。そして1000年の時が流れ過ぎると、かの有名な唐の時代がおとずれます。

世界の三大美女を育んた冬虫夏草

世界の三大美女を育んた冬虫夏草

当時編纂された「旧唐書」より、楊貴妃について抜粋してみましょう。第16代皇帝・玄宗の皇太子の嫁となった楊貴妃ですが、一目惚れした玄宗の熱烈なラブコールを受けてお蔵換えをしてしまいました。

玄宗から「褒美を取らそう」といわれた楊貴妃は、冬虫夏草とライチ(木の実)とアキョウ(ロバの背脂)という究極の美容食を「毎日食べさせてほしい」と願い上げたのです。当時は冬虫夏草を「仙草」と呼びましたが、楊貴妃は最上級ランクの「天草」を所望したともいわれており、収穫には数万の兵士がかり出され、早馬が駆け抜ける西安からチベットまでの専用路まで作らせたと伝わっています。

贅沢三昧が災いして、絶大だった唐王朝もやがて財政困難に陥りました。この時とばかり、楊貴妃に恋いこがれていた北方軍総司令官の安禄山が謀反の兵を挙げ、今こそ楊貴妃を手に入れんと想像を絶する速さで都・西安に迫りました。西安の陥落を目前にして逃げのびる途中に36才を迎えた楊貴妃は、近衛兵たちによって捕縛され処刑されました。1350年さかのぼる西暦756年6月のことでした。

世界一のスポーツ大国に押し上げた冬虫夏草の実力

世界一のスポーツ大国に押し上げた冬虫夏草の実力

そして時は、現代に移ります。チベットの冬虫夏草を手に入れた中国は、国威高揚を目指してオリンピック選手強化に取り組みました。強化のヒントになったのは、1993年の陸上競技世界大会で金銀銅メダルを総ナメしてセンセーショナルを巻きおこした女子陸上競技チームです。「冬虫夏草とスッポンのスープを飲みながら猛特訓に耐えた」という彼女たちに倣って、強化メニューに冬虫夏草をとり入れたのでした。

結果は、明らかでした。アトランタで行われた1996年にはわずか16個だった金メダルが、2004年アテネ大会ではロシアを抜き去って32個に、そして2008年北京大会ではアメリカに大差を付ける51個を獲得して、念願だった世界の頂点に立ちました。
中国の金メダル急増は世界のスポーツ界にとっても極めてショッキングなことで、改めて冬虫夏草の神秘性を認識したのですが、余りにも希少なことから北京や大連の薬房では、冬虫夏草を買い求める外国人の輪が重ったほどです。さらに、欧米の華僑が営むチャイニーズ・ショップでも、冬虫夏草の購入を切望するスポーツ関係者による予約が殺到して、取引価格が天井知らずの高騰を続けました。

チベットの冬虫夏草は何がすごいの?

土壌成分

土壌成分
深い海底が隆起して高い山になって、
海と地底の栄養分が豊富に存在する
地域が形成。

植物成分

植物成分
豊富な栄養分を吸収して繁茂する
高山植物。温度差や太陽の直射から
身を守る成分豊富。

動物成分

動物成分
左の特殊な高山植物を
食べながら、数千年に亘って
繁殖してきた生命力抜群の昆虫。

チベットで採れる冬虫夏草

チベットで採れる冬虫夏草

世界に類を見ない特殊な土壌、漢方生薬を凌ぐ植物、この条件で勝ち残った昆虫。

過酷な環境にも屈しない冬虫夏草というキノコ菌が、三界の秀でた栄養成分を吸収しながら数万年もチベットで育っていた。

笑いが止まらないニセモノ冬虫夏草

蛾の幼虫やサナギに注射器で冬虫夏草の菌糸(液菌)を注入する中国業者。
しばらくすると下記の様に発芽する。1995年頃から始まった初歩的な技法。「臭い・汚い・効かない」と悪評。

笑いが止まらないニセモノ冬虫夏草

生薬市場からチベット産が消えて、代わって様々な地域からいろんな冬虫夏草(?)が集まり始めました。セミや蛾の幼虫、サナギに寄生したもの、上の写真のようなサナギに菌糸を注射して発生させたもの、稲米から発生させたもの、最悪は小麦粉やグルテンを固めて焼き色を付けた紛い物までも出まわっています。漢方市場の様子も一変して、メーンが人工生産した冬虫夏草になり、これをチベット産と偽って取り引きする業者が急増しています。

残念ながら、どれもこれもチベット冬虫夏草5000年の栄光を激しく傷つけるシロモノでしかありません。そして4~5年、冬虫夏草といえば、誰もが「臭い、汚い、効かない」と目を背けるようになりました。

チベット産に近い冬虫夏草を創りたい

チベット産に近い冬虫夏草を創りたい

広島出身のキノコ研究者がいました。父親を癌に奪われ「必ずや、癌に打ち勝つ何かを見つける」とリベンジを誓って、薬膳キノコを探索する旅に出てたのです。そして、チベットの冬虫夏草に出会って、凄さを実感。
「この様な凄い冬虫夏草を創りたい。日本国内で栽培して癌患者に食べさせたい」と思うようになりました。

しかし、チベットの冬虫夏草の国内栽培を目指しても、もう絶滅同然なのだから将来性は乏しい。もっと安定的に確保できる種類を探さねばならないと考え、そして眼を付けたのが、コルジセプス・ミリタリスという種類の冬虫夏草でした。

「この種類はミリタリスといわれるだけあって、猛烈などん欲性と栄養分吸収力を持っている。培養方法によっては、チベット産のコルジセプス・シネンシスを凌ぐ可能性を秘めている」川浪の研究が始まりました。1993年、冬虫夏草を食べながら猛練習に耐えて世界新記録を連発した馬軍団の快挙が世界に広まった年でした。